毎日ニンゲン日記

人間なのに働いています

【龍子記念館】素晴らしい

川端龍子(たつこじゃなくて「りゅうし」、男)の記念館に行ってきた。

 

f:id:piepietaro:20210111130027j:image
f:id:piepietaro:20210111130023j:image

龍子は日本画家。

記念館は小さいけど、展示してある絵はめちゃくちゃでかい!!

すごいなあ、、、と本当に感動した。

最近になって絵を見るようになったけど、絵の意味はわからなかったりするので(意味などない、それを求めるのは野暮なのかもしれないが)龍子は理由があって絵を描いている。その絵は何の出来事にヒントを得て、何を描きたかったのか、それが理解できるのが私にとっては良かった。

 

龍子はもともと西洋画を描いていたが、アメリカで挫折して日本画に転向。日本画といえば、「床の間」に飾るような、こじんまりとした絵が主流だった。ところが龍子は「会場」に飾る大迫力の絵を描いた。時代の風雲児、異色の存在だったそう。

新聞の挿絵を描いたり、造船工場見に行ったり、南洋に行ったりして絵を描いている。ジャーナリズムの視点があったみたい。戦後占領期の電車の絵には占領期を表すように英語も描かれてるし、インドネシアでオランダ国旗を踏みつけている絵はGHQに日本統治の正当化か?みたいなことを言われたらしいけど見たまんまを描いただけだとはねつけたらしい、かっこいい。

 

龍子記念館で見た作品は

・怒る富士:1944年。戦争不安。妻の死。本来、赤富士は良い縁起の象徴。

・爆弾散華:1945年10月、三越で展覧会開催。同年8月、自宅が爆撃に遭う。戦死者の菩提を弔う思いも?

・逆説生々流転:横山大観のオマージュ。狩野川台風の被害。自然の恐ろしさとその中で頑張る人々、復興する未来を描く。横長の超大作!!!

・百子図:戦後、インドからインディラ贈られる。台東区の子供がゾウ欲しい運動してたとは知らなかった。芝浦からゾウが歩いてきたんだ・・・。

など。ほかにもいろいろあったけどタイトルがわかりません。

 

あと、龍子は河童の絵たくさん描いてて河童可愛かった。

ほんとーーーーに感動したので、各地にある龍子の絵見に行こうかな。

好きな画家って初めてかもしれん!!

西洋画ももちろん大好きなので見に行く。絵勉強する!!!